2011年03月20日
熊本に「白川」の曲 放送も
きょう、崇城大学市民ホールで初演されました。
「初演」は、字のごとく初めて演奏され、発表されたことと同じです。
名曲になると、「初演は2011年3月20日」と記されたりします。
それを予想していたため、熊本の音楽の遺産となるであろう、
その「時」を感じたい意味でも、ぜひ行きたくて、
その場に身を置けたことに嬉しさを感じました。
特に、最後にもう一度演奏された↑の「白川原景」は、
テレビのどこかで放送になるような気がします。
きょうの演奏全体は、5月中旬にRKKで放送されます。
ロビーでは、阿蘇の風景を撮影されている写真家 長野良市さんの
写真が展示されていました。
前列、左から指揮者の松尾葉子さん。
早や30年くらい前、ブザンソン指揮者コンクールで優勝し、
女性指揮者としてスポットライトを浴びて話題になったことは
忘れることができません。
前列、まん中は、作曲者の岩代太郎さん。
東京生まれの東京育ちだけど、ご両親が熊本出身で、
熊本には特別な思いがあるのだそう。
大河ドラマや、大きなイベントの音楽を作曲し、
受賞も素晴らしいものです。
前列、右は、今回は作詞を手がけた、岩代浩一さん。
太郎さんのお父さんです。
南阿蘇(旧白川村)に生まれ、学生まで熊本で過ごされました。
作曲の作品と受賞の多さは言うまでもありません。
親子で熊本に素晴らしい作品を残してくださったと思います。
プログラムの始めに、被災地への追悼として、
バッハのG線上のアリアが弦楽器だけで演奏され、
拍手は控えられました。
「迸る生命」(ほとばしるいのち)がテーマになっており、
前半には、劇場カンタータ『カルミナ・ブラータ』が
創作舞踊も加えてあり、字幕を読んでいると、
まるで、被災地が復興していく途中の様子にも感じられ、
後半の『時の川』では、
一人一人の人生に一つ一つの川があるように、
さまざまな人生の「時」を川の流れのように
各楽章で表現された作品でした。
今回の大震災で、悲しい ほとばしるいのち。
そんな意味でも重ね合わせて聴いてしまいました。
Posted by ニャン子 at 22:40│Comments(2)
この記事へのコメント
りえちゃん、私も岩代太郎さん!!
大好きです。
以前、竹之内豊の主演ドラマで、岩代太郎さんの曲…なんだったっけ?
ブルームーン…って言葉があったような。
あの曲には随分癒されました。
ああ、いいなぁ~素晴らしい作曲家さんですよね(●^o^●)
大好きです。
以前、竹之内豊の主演ドラマで、岩代太郎さんの曲…なんだったっけ?
ブルームーン…って言葉があったような。
あの曲には随分癒されました。
ああ、いいなぁ~素晴らしい作曲家さんですよね(●^o^●)
Posted by もいさい at 2011年03月22日 01:22
もいさいさん
終わった後、ロピーで親子で立っておられ、
言葉をかけて握手している人達がいました。
お父様は闘病中でもあり、見た目だけは元気そうです。
親子で熊本に素晴らしい曲を残すことができて、
お二人の喜びは大きかったと思います。
終わった後、ロピーで親子で立っておられ、
言葉をかけて握手している人達がいました。
お父様は闘病中でもあり、見た目だけは元気そうです。
親子で熊本に素晴らしい曲を残すことができて、
お二人の喜びは大きかったと思います。
Posted by りえちゃん at 2011年03月22日 08:55
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。